「一人で寂しいから、女の子関係もはげしいの??」

「はぁ?寂しくはないわ。勝手にくるんだよ」

「ふーん。モテるといってんだ?」

「いってるのかねー?」

「てか。おまえ、涼とできてんの??」

「え?なんで?」

「なんとなく」

電話番号をしっていたから。

「できてるわけないでしょ??昨日あったばかりで」

「そうだよな。おれとの方が早く会ってんだから、出来ちゃうなら俺との方がはやいよな」

遥は悠のポジティブシンキングさと、適当で、いい加減ぶりにもはや、昨日までの怒りの気持ちはなくなっていた。

「まったく。なにいってんだか…」

「いや。わりかしまじで。お前が涼となんもねーなら勉強教えにきてよ」

「え?いやなんじゃないの?」

「親父の策にはまるのがいやだったの。あいつマジで性格わりーからよー。ははは」

「ちゃんとやってくれるならいいけど。あと、変な事しないでね」

「はぁー??自信過剰なおんなー」

「なにゆってんの?あんたがしてきたんでしょーがっ!!」

「ばぁっか。あれはフリだよ。フリっつ!」

「最低な人だねアンタっ!人の事なんだとおもって、…」

悠は遥の言葉を数分間遮った。

唇で、遥の吐息を、少し止めた。

「さっき、変な事しないっていったでしょ???」

「これは、フリじゃないから…」

悠の言葉に、胸がドキドキしている。

ドキドキが強くなる。

そんな悠の真剣な顔を見てもっとドキドキする。
なんでだろう。