破壊と理性の狭間で

『はあ、呼ばれちゃったよ魔理沙』

「なんかやらかしたのか?」

魔理沙に言われ頭をひねって思い出そうとするが特になにもしていない
強いて言えば、先生に敬語を使わなかったくらいだろう

『・・・わかんない』

「まあ、頑張ってこい
私はここでご飯喰ってまってるぜ」

その言葉に髀呼の動きが止まる
なぜならさっき魔理沙はパンしかないと確かに言ったはずだ
魔理沙の方に目をやるとカップラーメンを手にしていた

『ハ??』

「どうした?」

魔理沙は疑問の目でこちらを見る
どうやら自分が言ったことに気付いていないようだ
もう反論する気も失せてしまい
最後に魔理沙に手を振ってよろよろと廊下に出た