「…徹……」


入ってきたのは徹。てかなんでいるの!?って思ったんだけど実はここは…


徹の家……


よく考えたら私達がいるほうがおかしいよね…

何か恥ずかしくて、体がより一層熱く感じる…


「じゃ、私達はこれで」

「シイ、頑張ってね♪」

「えっ!?ちょっ…」


ニヤニヤしながら部屋を出ていく穂美と静。

ちょっ…ちょっと待ってよ!!

いきなり徹と二人っきりって…

心の準備が全然出来てないよ〜っ!



――…ガラッ…


あーあ…出ていっちゃった……


2人が出ていった部屋は、今まで味わったことがないような、重く静かな沈黙が漂ってる。


これは…私から話した方がいいのかな……?



それより徹は何のために入ってきたの…?

……中傷?

だったら怖いな。今回で徹の怖さがよくわかったもん…


でもその予想は外れた。