「じゃあ、また明日ね」



律子とは、家の方向が真逆。



下校はお互いにひとりだ。


「ばいばぁい」




いつも通りの挨拶。




何ら変わらない…あたしの日常。



確かあたしは、音楽を聞きながら歩いていたんだっけ。


今日のご飯は何にしよう…とか、そんなことを考えながら。