ばかなじみ!!!!

花火の音にかき消されそうに
小さく、でもはっきり聞こえた。


すぐに空を見上げ花火を見出した
涼ちゃんの横顔は照れてるような、
……嬉しそうにほんの少し
だけ頬がゆるんでいた。


りょ…涼…り…涼ちゃん…。


目頭がジワッと熱くなった。


声をかけたのが涼ちゃんで本当に
良かったと思う。


たまたま涼ちゃんだったわけで、
偶然でこんなにステキな
友達に会えた。



「ぎょうぢゃーん!」


「ちょ、鼻水つけないで」


心底迷惑そうだったが、私は
照れ隠しなんだとおもったから
抱きしめた。


でも。


「まじ、やめろ」


ビンタされたので本気だと
分かり涼ちゃんから渋々離れ、
隠しきれない嬉しさを胸に…
キレイな花火が咲く夜空を
見上げた。