「オーマイゴッド!!
目の下に熊が!?」


「呉亜…大丈夫?」


熊!?熊!?KUMA!?


私の目の下に熊が--!?


「きゃー!助けて~!熊…
熊が~~~!」




桐葉の声なんて聞こえない、
桐葉なんて全く見えない。


脳内の熊の鳴き声と檻から
でようとする姿しかみえない。



「いやー!殺される!!」


逃げ回る私の頭を両手で包み込んで
桐葉はおでこをコツっとくっつけてきた。









…………私は停止した。