「柚子さん……?」





何も発しないチャラチャラ野郎…
チャラチャラ様に私は恐る恐る、
声をかける。



………くーちゃん怖いわ!

こんな時、守ってくれる流騎弥君か
なだめてくれる桐葉きゅんがいれば!




…ゴクッと生唾を飲み込む音が
大きく聞こえた。







「……罰ゲーム2個目な?」




柚子様の後ろでメラメラと燃え上がる炎が見える、私には見える。






「あい…………」








雑用とかそんな軽ーい感じの
罰なんだろーなという私の
想像とは遙かな「罰ゲーム」が
私を待っているとは、
思いもしなかった。