「桜音君、はいっ」



「ありがとうございます」



ちゃっかりチーズケーキだけでは
なく、余ったマフィンまでもらって
いた桜音。



……ちゃかり屋さんめ!




「晴ちゃん、すっげえおいしかった!
ありがとな!」



「ふふーありがとー、流騎弥君」




帰ろうとする2人のお見送りの
ため、外へ出る。








「くーじゃあな!」



「うん!
桜音さんも気をつけてね」



「……なんでこんな近ぇのに
気をつけんだ」




ななな、なぜそこで拗ねるんですか!



かわいいんですけど!?



神園さぁぁぁぁぁぁぁぁん!









「…ハァハァ。
ごめんよ、私が悪かった。
2人ともバイバイ」




「くー病院ついてくか?
大丈夫か?」




…………!!!




オロオロする流騎弥君も
攻撃ですか!?



勘弁してくださいよ!



「……?」



桜音は不思議そうな顔をしつつも
しっかりと、お菓子を
もって帰って行った。