「この度は本当に… 災難だったね、辛かったでしょうに」 痛々しく頭を下げる警察。 なんで俺たちが待ってるのは こいつじゃないのに、 親父と母さんなのに… なんで警察が来るんだよ…。 「っあ………」 結乃は顔を隠した。 きっと結乃も同じ。 待っていたのはこいつなんかじゃない。 親父と母さんだ。 「高城さんのものだと思われる ものが現場に……」 白いハンカチに包まれていた のは焦げてボロボロになっている、 紛れもない親父の財布。