ばかなじみ!!!!

「柚子!?」


痛がる俺に素早く気づいて
結乃は涙と鼻水でいっぱいの、
汚ねぇ顔で覗き込んだ。





……せめて鼻水くらい拭けよ。

仮にもお前も女なんだし……。




「っ!ハァ…ハァッ…」




ドクッ、ドクッ。




フラッシュのように「赤色」が蘇る。




激しい赤色の炎、
結乃の赤色の血…
この手で触れた赤色の血の池。






「柚子!?大丈夫!?」



「親父と母さん…死んだり
してねぇよな?」



ってなんてこと言ってんだ俺。

馬鹿な呉でもこんな事いわねぇし、
天然の桜音でも
心配性の桐も
寂しがりの流騎でさえも
こんなこと言わねえよな…。



何変な事言ってんだ……。