ばかなじみ!!!!

「大丈夫、あんただけは守るから」


パサリとうつむいたままの結乃の
頭に巻かれていた包帯が解けた。




「…ほかの部屋に居んの?」


「………っ」



ベッドの布団に顔を押し付けて
小刻みに震えだした結乃。




「……うっ…うぅ……」



押し殺して泣く声、
それと同時に握られていた手も
力強く震えだす。




頭を上げた結乃の瞳から
ポトッ…………。



生暖かいものが握られた手の
上に一粒落ちた。


そして手の甲を滑らかに
滑り落ちた。


それを合図かのようにタガが
外れたように病室に
結乃の泣き声だけが響いた。