手になんか…………。 ドクンッッ!! 大量の少し焦げた血、 粘りがあってでもタラッとしている、 赤すぎる血。 煙と混じって血の生臭さが ツンと鼻を刺激する。 「ゲホッ、ゲホッ」 煙の吸いすぎのせいか、 目が霞んできた。 ……血が付いた手をぎゅっと にぎって潰れた車の中で2人を探した。 「お…やじ…かぁ…さ…」 無事でいてくれ……、 ぜってぇ無事でいろよ……。 俺は再び意識を手放した。