親父と母さんがいる気配が まったくない。 車はぺしゃんこで前も後ろも 横も、別の車が突っ込んできているようで炎はどんどん広がっていく。 先に逃げたんじゃないかって 考えが浮かんだ。 でも親父たちは自分たちだけ 逃げるなんてしねぇ。 助かっていてもこの中にいるはず。 絶対、俺らを探すはず。 前側の座席だった方は一番炎の 燃えが激しい。 「ゲホッ……!」 手をついて何とか前に進もうと 試みていると……………ぺちゃ?