ばかなじみ!!!!

「私の旅はここから始まる!!」


という私の第一声に一瞬時間が
止まったがまるで何事もなかった
かのように時間はまた、
……進みだした。


くぅっ!無視って怖いねぇ!!


「呉亜、小石」


私の後ろの席の桜音。


すでにもう着席していて、私に
小石のモノマネを要求してきた。


かなりレベルが高いな!桜音さん!!


でも私にできないモノマネはない!!



「…けらないで、小石を蹴ったら
だめ、絶対」 


極限まで体を丸めて床に小石呉亜は
転がった。


ど、どうだ!!


これ、すごく体はった!

はったのよ!体!

がんばったわ、呉亜は!!