好きなのに

『よぉ、あかりじゃん。』

振り返らなくても分かる聞き慣れた低い声。

『翔おはよっ!!』

『はよ』

そっか。瑞季は翔に気づいて二人にしてくれたんだ。
ありがとね。 っと心の中で呟く。

『今日合コン行くんだー』
なんとなく翔に気にしてほしくて言ってみた。

『ふーん』

返ってくる言葉なんて分かったのにね。