頭を振って長い黒髪を背に流したうさぎが、意気揚々と景時と彼に抱きつくオネーサマに歩み寄る。


「ちょ、うさぎサ」


「ヤバ」


「え? どーしよ」


「修羅場(笑)?!」


やっぱり、一人楽しんでるヤツがいるYO!!


「景時。」


焦る三人とナゼか喜ぶ一人を尻目に、うさぎは景時に声をかけた。

だが、この場で一番焦っているのは、この男だろう。


「うさちゃ…
あのあのこここの人は」


「『もとかの』であろう?」


あうあうあ───────??!!