繁華街を歩く。

うさぎは、祥子と小鞠に挟まれて。

野郎三人はその後ろを…

だーかーらー!!

なんなの?!
この距離?!

違ェだろ!!
うさちゃんは俺の隣だろ!!

よし。
しっかりしろ、俺。

なんとなく近くにあった微笑みを浮かべるカーネル・○ンダースに頷きかけた景時は、意を決してうさぎに…


「うさちゃ」


「あれぇ?
景時くん?」


だぁぁぁぁぁ!!

キタか!!
ココで寸止めか?!

もうヤメてぇぇぇぇぇ?!

少し甘えたような明るいトーンの声に、灰になった景時と愉快な仲間たちが振り返る。

茶色の髪をアップにして、春らしい淡いピンクのスリップドレスにショールを羽織った、おっとりした顔つきのキレーなオネーサマがそこにいた。