とんでもないコトが起こった。 何も出来ずに茫然と景時を見送った後、正気を取り戻した薫はすぐに景時の部屋に入った。 なにがなんだか、サッパリわからない。 だが、とんでもないコトが起こったに違いない。 おそらくは、うさぎの身に。 だって、あの景時の目… 薫は身震いした。 「うさぎサマ?」 静まり返ったリビングに、目当ての人はいない。 あったのは、脱ぎ捨てられた彼女ご愛用のYシャツだけ。 (ドコ行った?) 嫌な予感がする。 てか、嫌な予感しかしない。 薫は無遠慮に寝室の扉を開け放った。