いやいや?
状況的に、なんらかのカタチでオニを放ったのは深雪さんカナぁとか?
で、もしもそーなら、狙いはうさぎカナぁとか?
俺も薫も、たぶんジジィも、そんなふうに考えちゃったりとか…
なのに、深雪さんの心配?
しばらく呆気にとられていた秋時が、クスクス笑いながら立ち上がった。
ソファーに歩み寄り、うさぎを挟むように景時とは反対側にゆっくりと腰を下ろす。
「何が可笑しい。」
「うさちゃんはイイコだね。
純真無垢って、こーゆーコトなんだ。
気が遠くなるほど生きて、もっと穢れを知っていても良さそうなのに…」
笑われたことが気に障ったのか、唇を尖らせて睨みつけるうさぎの頭を、秋時は優しく微笑みながら撫でた。
「それに比べてウチのバカは…
オメェ、ちゃんとケジメはつけたンだろーな?」
「…」
「…
情けねーツラしやがって。
自信ねぇのか。」



