「誰だ?
生徒か? 教師か?」
「違う。
学園の関係者じゃない。
俺の‥‥‥ 元カノ。」
「はぁぁ?」
「あの娘が?」
秋時が険しく眉を吊り上げ、うさぎは目を丸くした。
景時は長めの前髪で表情を隠したまま、低い声で話し続ける。
「『闇』は感じなかった。
人間のままだった。
ナニか、平たい大きな包みを抱えてた。
深雪さんは24だ。
卒業生でもない。
ウチの高校に用なんてないハズなんだ…」
「じゃ、その女が」
「大変ではないか!!」
滅多に聞かないうさぎの大声に、秋時は言葉を飲み込み、景時はビクリと身体を揺らした。
「いや、うさぎ…
まだ深雪さんがやったとは…」
「何故もっと早く言わぬ!
あの娘が怪我でもしていたら、どうするのじゃ!」
「「は?」」



