「‥‥‥まだ。」
「治っておらぬのか?」
景時は不安そうに顔を曇らせたうさぎの髪に指を絡め、小さな頭を抱え寄せた。
「うん。
充電が必要デス。」
「充電?」
「うん。
うさぎにしかできない‥‥‥」
甘く掠れる、低い声。
軽く、柔らかく、触れる。
ピクリと揺れる華奢な肢体を全身で感じて。
「景」
「黙って… もう少し…」
吐息と共に啄んで。
離れて。
角度を変えて。
何度も、何度も。
甘噛みして。
絡めて。
優しく。
熱く。
もっと…深く、もっと‥‥‥
「は…
どーしよ、うさちゃん。
止まれねぇ…」
「調子に乗るでない。」
…
デスヨネー?



