あたしが苦しいのに気づいたのか陽ちゃんは顔を離してくれた。 あたしは肩で息をしている。 「あま……」 「へ?」 「百合、超甘い」 陽ちゃんは口についていたチョコを親指で拭っていた。 かぁ…っと赤くなるあたし。