P.M 03:00 ブラブラする
コンビニを出た俺は少しその辺をブラブラと散歩することにした。
……みんな今日は変だなー！！
……何かあるのかなー!?
その時、小さいチワワみたいな女の子がこっちに歩いてくるのが見えた。
「栞奈ー！！」
俺が名前を呼んで大きく手を振ると、栞奈は驚いたように目を見開いた。
「す、杉崎先輩!?」
「栞奈ー！！
……あれあれ!?
そういえば、今日ってデートしてたんじゃなかったっけ!?」
「デート……？」
栞奈は不思議そうに首を傾げた。
「さっき大和に電話したら栞奈とデートしてるって言ってたよー！！」
「あ……あ、あぁ！
そ、そうです。デートでした……」
「もう終わっちゃったの？」
「は、はい。
大和が急用ができたとかなんとかで……」
「そっか、残念だったねー！！」
「そ、そうですね……あはは」
「でも、栞奈！！
もう迷子になんてなっちゃダメだよー！！」
「迷子……!?」
「大和が一生懸命探してくれたんでしょー？」
「あ、は、はい！そうなんですよ。
……大和のバカ」
「栞奈、何か言ったー？」
「な、何でもないです！」
「あれあれ!?
栞奈、お買い物!?」
栞奈は近くのスーパーのビニール袋を持っていた。
「はい。お買い物です」
「そういえば楓もアッキーもお買い物してたっけなー！！」
「え……楓先輩とアキ君に会ったんですか？」
「うん！！
優太にも会ったし大和にも電話したんだけどー……みんな様子がおかしかったんだよ！！」
「そ、そうですか……どうしたんでしょうね」
「
