青空バスケ―番外編―


P.M 01:00 コンビニに行く


お昼を食べて、少しゆっくりした俺はコンビニに行くことにした。

何買おっかなー!!

ウキウキルンルンな気分でコンビニに入ると、可愛い後輩の姿がすぐに目に入ってきた。


「アッキー!!」

「え……って、杉崎先輩!?」


アッキーだー!!

久々で嬉しくて抱きつくと、アッキーが苦しそうにもがいた。


「せ、先輩……お久しぶりです……」

「久しぶりー!!
アッキー、元気そうだね!!」

「はい……ていうか、先輩。
声のボリュームが大きすぎて、お客さん全員こっち見てます……!」

「あ、そう?
ごめんねー!!」


ふと、アッキーが持っているカゴを見るとお菓子が大量に入っていた。


「アッキー、こんなにお菓子好きだったっけ!?」

「え!?
あ、……は、はい!
最近ハマって……」

「そうかー!!
でも、これ一人で全部食べられるの!?」

「あっ……えっと……はい!!
俺の胃袋、デカいんで!!」


そうかー、アッキーの胃袋は大きいのかー!!


「そういえばさっき優太と楓に会ってね、大和にイタズラ電話したんだけどー……みんな様子おかしかったんだよね!!
何か知らない!?!?」

「え!?
あ……い、いや、特には……」

「じゃあ、今日は何の日か知ってる!?」

「今日!?
えっと……その……お菓子の日?
なんちゃって……」

「……そーだね。
……お菓子の日だね」

「……先輩?」

「何でもないよ!!」

「じゃあ、俺はこれ買って帰るんで……。
また今度……」

「うん!バイバイ!」


……アッキーの背中を見ながら、俺は小さくため息をついた。