青空バスケ―番外編―


「バスケ部の臨時コーチを頼まれたらしくて。
あ、でも午前中だけって言ってたので、もうすぐ帰ってくると思いますよ」


時計を見ると、もうすぐ1時になろうとしていた。


「お茶淹れますね」


そう言ってキッチンに立つ女の子。


あの子はハル君とどういう関係なんだろう……。

聞きたいけど……聞けない。


それにしても、小さくて可愛いよな~……。


すると、あたしの足元にチワワ……メロが寄ってきた。

メロの顔を見て……不意に何となく女の子の顔を見た。


……似てる。


あの子……チワワだ。


可愛いな……本当に。