青空バスケ―番外編―


聞こえてきたのは……女の子の声。

……妹?

いやいやいや……ハル君、一人っ子だし。


じゃあ……誰?


ガチャッとドアが開いた。


中から出てきたのは……高校生ぐらいの女の子。


え……どちら様?


女の子は少しきょとんとしながらあたしを見たあと、にっこり微笑んだ。


「ハル君のお友達ですか?」


は……ハル君!?!?

え!?


「……は、はい……まぁ……」

「どうぞ。上がってください」


可愛らしく笑った女の子。

ハル君……やっぱり、若い子が!?