玄関にいたのは、桃子だった。 「桃どうしたの?」 「一緒にいこうよ、ちょうど通りかかったからさ」 涙をこらえて平然と言ったら、桃も同じように気を使ってくれたんだ。 ありがとう、桃。 「朝ごはんまだ食べてないけど…家上がる?」 「上がる!」 そういって笑顔でパタパタ上がる桃。 そんな桃を見て、頬が自然と緩むあたし。 桃が来てくれてよかった。 少し…いや、すごく気が晴れた。