不意に桃は回りをきょろきょろと見回した。 そして、あたしの顔を見て言った。 「なんで愛里がこんな目に遭ってるのに水谷君は来ないの?」 そして回りを確認したあと。 当たり前のような顔をして、あたしを見つめる… さすが、気遣いできる桃。 けれどあたしを思ってか少し声を荒げて。 けどね、秋は来ないよ 女の子といるからに決まってるから…。 「秋は、桃が来る前に来てくれたよ」