だけど、何から何まで話せばいいのかわからない。 手伝いのこと? 屋上でのこと? 過呼吸のこと? それとも、 階段から落ちたとき、誰かが助けてくれたってこと? どれにしても、何にしてもあたしは頭のなかにほとんど残っていない。 残ってるのは情景よりも、そのときの感情だけ。 もう何がなんだかわからないよ……。 あたしの頬に自然と一粒の涙が流れた。