「高城さん、けんかうってますか??」



その冷たい笑顔がこわいです。




しょぼーんとしてると、先生はもういっていいよ、というようにしぐさをした。





「失礼します」





先生よりも、今は屋上が大切だ!!







「ありがとうな」




そういった先生の小さな声は、既に走り出したあたしの耳には届かなかった。






秋一色のあたし。