「………秋は学校で王子様的な存在じゃん!彼女なんか作っちゃだめだって」 え、そんな理由? それ、もうすぐで1年経つようなカップルに言うことじゃなくね? 帰りてー。 よし、無視して帰ろう。 イライラ通り越して、どうにかなってしまいそうだ。 優奈をほっておいて、背中を向けて家へとあるきだす。 「待って!!」 「…何?」 「あたしは、秋にとってどんな存在?」 存在? そんなの、決まってんじゃん。 「幼馴染み」