そう思ってるのもつかの間、朝食という大切な存在を忘れ、桃子はかばんから次々とメイクセットを取り出す。 メイクをしないあたしにとってこれらは、見慣れないし何がなんだかわからない。 ――――あ、アイロン…… え、何これカールとストレート!? しかも220℃!? 髪焦げるまえに溶けるんじゃね!? なんて頭のなかで格闘をしていると、桃子が例のアイロンを持って近づいてきた。