すると先生は困った顔をしたが すぐに真剣な表情になった。 「捺希ちゃんの今の体は 少し限界が来てる 治療法も今はまだわからない。 それに おそらく もって2年。 高校は卒業できても大学は分からない」 もって2年。 確かに高校卒業ぐらいか。 「そうですか。 ありがとうございます」 そして私達は診察室を出た。 2年か。 あまりにも早いな 私自身持って3年かと思っていた せめて大学生になりたかった。