愛結那はずっと 溜めていたんだろうな 自分が泣いたら余計 捺希が気を使うとか悲しむとか 色々思ったんだろうな 「愛結那 捺希は大丈夫って信じようぜ」 俺は泣き崩れている愛結那の肩に そっと手を置いた 「そうだね笑 私達が信じないとダメだよね」 それからはいったん 病室を出て 庭らしいところで愛結那と他愛ない話をしていた 「そろそろ私は帰るね」 「あぁ」 そう言って愛結那は帰って行った 俺はもう一度 病室に戻った