茄優が帰った後

　　誰かが私の病室に来た

　入って来たのは

　「昂輝」

　そう昂輝だった


　「よっ」

　「何でここに」

　「お前のお母さんに聞いた」

　「何で・・・」

　「お前が学校をやめた理由が知りたかったからだ」

　「勝手な事をしないでよ

　　昂輝に関係ないでしょ」

　何で昂輝は

　そこまで・・・・

　私の心配をするんだろう

　それに今の昂輝の表情は初めて会った時と

　同じ目だった

　「わりぃー
　　でも後悔はしたくねーんだ

　　大切な奴の事で後悔はしたくねー」