それだけ言って私は診察室を出た 「咲来 かえろっ」 そして私達は病院を後にした 「検査結果どうだった?」 今一番触れてほしくない話題に 咲来が触れた なんて答えようかな・・・ 「だいじょーぶだって」 私は嘘をついた やっぱり真実は言えないから 傷つけたくないから みんなの事はいつかは忘れるなんて 残酷な事は考えたくなかった