最後のletter                  ~天国からの手紙~



 そう言ってあまたを撫でてくれた

 「ふぇ・・ふぇ・・」

 「何泣いてんだよ

  さっきは泣かないって言ってたくせによ」


 「だ・・って

 妹に・・・何も

 言うことができない自分がイヤナの!」


 もうどうしたらいいのよ


 夏葉にちゃんと真実を言いたいけど

 夏葉の感応が怖い・・・・


 「馬鹿!
  大丈夫だよ

  夏葉はあー見えてしっかりしてんだし

  ちゃんと伝えてみてもいいと思うぞ??」


 「でも・・・また夏葉に悲しい思いさせたくないよ

 あんな辛そうな顔見たくない」

 「捺希・・・

 でもずっと夏葉に黙っておく訳にはいかねーだろ」