「何すんの!?」

 「お前が可愛い顔ばっかするからだろう」

 「可愛くないし」

 「自覚ねーな笑」

 「茄優のバーカ」

 そう言って私は布団に潜りこんだ

 こんな言い合いよくある事だけど今は

 こんな言い合いでも辛くなっちゃう

 その原因はきっと手術が近づいてきてるからだと思う


 「捺希 悪かったな」

 突然茄優が誤ったからびっくりした

 「捺希出てこい

 悪かった」

 その言葉があまりにも嬉しくて私は布団から頭を出した

 すると茄優は大きな両手を広げてくれて

 私はその腕に飛びついた

 茄優はそんな私を見ながら強く抱きしめてくれた