けど…女は俺の所に寄って来た。 「中学生なの!?かっこいいね!」 もう、ここまで来るとやけくそみたいなものだった。 親父に挑戦したかった。 お前のやっていることくらい、俺にもできると。 「そんなことないです、貴方の方が美しい…。 よかったら、夜風でも当たりに行きませんか?」 顔は親父の遺伝、性格は見よう見まねで作り上げた。 さすがに体の関係にはならなかったけれど、キスは挨拶代わりだった。