気付いて、

冷たい汗が、背を伝う。
熱い鼓動が、軋む様に唸る。



違うと、

違うと、否定したい。


けれど、




「真影夕綺さんは、亡くなりました」



透き通るような実織様の声が、
そう告げると、


その言葉に、
会場が再びざわめいた。




そして、


次の言葉に、

私はその場に崩れ落ちた。