冷たい雨に咲く紅い花【後篇ーside実織ー】


「緋刃…」

倒れた彼に手を伸ばして、肩を揺すった。

途端、

気付く。



むせかえるような、

血の匂い。





うつぶせの彼の体の下は、

紅く、

紅く、

染まっていた。