冷たい雨に咲く紅い花【後篇ーside実織ー】



どのくらいの時間がたったのだろう?



しばらく

動く事も出来ず、
考える事も出来ず、


ただ、


流れ続ける雫をぼんやりと眺めていた。




雫は、
血で紅くなった私の掌、
血で紅く染まった桜色のドレスに

次々と流れ落ちて、



じわりと、


滲んだ。