「紘……」

オレのやっと出た声を消し去るように大きなエンジン音を吹かせ、


紘夜は、
あっという間に通りの向こうに、


消えた。






オレは、

やっと



なぜ紘夜がオレとのつながりを切ったのか、




分かったような気がした。