優しい手

でも…

その日から、まさみ
ちゃんはやたらと、
悠哉にベタベタして…


悠哉も普通に接してて…


正直、

…嫉妬…

した。



それでも特になにも
変わらなくて…


ただ変わったのは…

あたしの心が、不安と
嫉妬に包まれたこと…




今日の帰りも悠哉んち
に寄るコトにした。



部屋についたら、早々
悠哉がキスしてきて…


それから軽くベッドに
押し倒された。


またキス…


『んっ…ねぇ?…
悠哉…今日っ…はやく
…ない…っかな?』

「そっ…かな?なんか
今日はめっちゃりなが
かわいいから☆笑」


って笑顔で言ってきた。

それからあたしは
悠哉のされるがままで…


『んっ…だめっ…ゃ
…あっ…ゃっんー…』

「りな…愛してる。」

『あっ…たしも…』



また一つになった…

幸せだった。
ほんとに…


でも、


不安と嫉妬に包まれた
心を持ったあたしには
、その幸せをちゃんと
感じることができなか
ったんだ…





この時はまだ知らな
かったから…


幸せは長く続かないって―…