ダイヤモンドの誘惑

かすみの耳元で囁き、

首筋に唇をはわす。

・・・

かすみはビクッとして、

ほんの少し、

声を漏らした。

・・・

「首、感じやすいな?」

オレの言葉に、

顔がさらに赤くなる。

・・・

かすみを独占したい。

・・・

かすみを見ていて、

そう思った。

・・・

「・・離してください」

「・・・仕事?」

「いえ休み・・あ」

休みだと言ってしまった事に、

しまったと、口を手で押さえた。

・・・

「じゃあ、今から出かけよう」

「え?」