ダイヤモンドの誘惑

「いえ・・・

その通りですよ・・・

じゃあ、これは君に差し上げます」


「・・・え?」

・・・

驚くかすみの首に、

そのネックレスをかけた。

・・・

「愛斗、悪いが、

精算を頼む」

「かしこまりました」

・・・

オレはそのまま、

店の奥へと歩いていく。

・・・

「あの、でも・・これは・・」

戸惑うかすみに、

愛斗が耳打ちしていた。

・・・

「先ほどの方は、

diamond社長、城ノ内蓮さまです。

あなたの功績をたたえて、

それを・・・」

そう言って、精算していた。