ダイヤモンドの誘惑

・・・

その場から動けないオレを、

愛斗は車に誘導し、

オレの自宅へと送り届けた。

・・・

オレをソファーに座らせ、

愛斗は言った。

・・・

「かすみさんは、

社長をきっとまだ愛してるはずです。

これには何か裏がると思いますから、

必ず尻尾は掴んで見せます。

だから、気を落とさぬよう・・・」


「・・・」

・・・

何も言わないオレに、

頭を下げた愛斗は、

部屋を出ていった。

・・・

愛する女を、

あんな男に連れて行かれるとは・・・

かすみ・・・

お前は今何を考えてる?

その言葉だけが、

何度も頭の中を駆け巡った・・・