ダイヤモンドの誘惑

・・・

一歩前に出たオレの横を、

黙ったまま通り過ぎたかすみ。

・・・

かすみの向かった先は、

なぜか蒼の方。

・・・

今の状況が納得できなくて、

ただただかすみを見つめた。

・・・

蒼は、

オレを見つめ、

勝ち誇ったように、

笑みを浮かべると、

かすみを乗せ、

その場を去っていった。

・・・

「社長」

・・・

愛斗に呼ばれ、

振り向いたオレは、

どうしていいかわからなかった。