ダイヤモンドの誘惑

わけもわからず、

とりあえず袋に入っていた

服に着替えた。

・・・

ラインのくっきりとわかる、

白のロングドレス。

・・・

胸元が強調されて、

真っ赤になった。

・・・

付けられたキスマークは、

ほぼ消えていたので、

それは不幸中の幸いというべきか・・・

・・・

肩にはファーをかけ、

裏の出ると、

本当に、いつものベンツが止まっていた。

・・・

「愛斗さん」

「ああ。待ってたよ。

早く行こう。もう始まってる」

「・・・何が?」

「とにかくのって」

「あ、はい」