柚菜「愛李ーもうちょっと静かにはたかないと」

『うー、すいません』

あのあとあたしは粉の煙から逃げて制服についてしまった粉は水で落とした。

今日の掃除はそれだけで終わってしまった。

それから何日もすぎて黒板消しのやつにも慣れてきた頃。

咲季のある言葉で先輩と出会うことになる-----------。

いつものように授業が終わって掃除をしようと被服室にむかった。

今日の鍵当番は奈美だ。

そして奈美が鍵を持ってきて被服室を開けてあたしは黒板へ、3人はほうきを取り出しおしゃべりが始まる。

咲季「あのさ、外にいる人に昨日ガン見されたんだけど…」

柚菜「外って…外?」

窓のほうを指さしながら言った柚菜。

確かに窓の外は外庭の人が掃除をしている。

ちなみに被服室は1階。

あたし、黒板消しはたいてるとき、黒板消しに夢中だったから気付かなかったなぁ…。